現在マスタリング完成後の納品フォーマットは
DDP2.0での納品が主流です。
このDDPっていったいなぁに?と思う方も多いと思いますが、
ちょっとネットで検索すると大体概要はわかると思います。
超簡単に言うとCDプレス工場で直接扱える世界共通のマスターフォーマットです。
DDPについてはたまに他のブログなどで
「2005年に日本レコード協会で設定した」
と書いているところがありますがそれは間違いでして、
本当は1988年にアメリカのDCA社が光ディスク向けに作ったフォーマットです。
このフォーマットはオープンライセンスで
規格の定義の拘束力や解釈の違いで互換性の問題が発生したため、
ここ日本国内においては2005年に日本レコード協会が、
レコード会社とCD 工場間で支障がないようにガイドラインを制定した
…というのが本当です。
現在、DDPはバージョン2.0でして、
以前と比べて様々なソフトで扱えることが多くなりました。
ですが、あまりよくわからずにマスターの製造・納品をすると
最終的に工場でトラブルが発生する可能性がありますので、
マスター作成には十分な注意が必要です。
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